
今日、茂木健一郎さんのブログを見ていると、
ある林檎の樹の写真が貼られていた。
ふと、私の大好きな島崎藤村の詩が思い出された。
「初恋」 島崎藤村
まだ上げ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたえしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな
林檎畠の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみとぞ
問ひたまふこそこいしけれ
普段は無味乾燥とした法律の文字の海を泳いでいるが、
時折、私の内の文学、美的な物に憧れる心を押しとどめておくことが出来なくなる。
この動画の歌は上の「初恋」の恋の甘美な感覚が全くないのだが、
ギャップがあまりに大きくおもしろかったので。

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