2009年12月1日火曜日

真っ赤な林檎


今日、茂木健一郎さんのブログを見ていると、
ある林檎の樹の写真が貼られていた。
ふと、私の大好きな島崎藤村の詩が思い出された。
「初恋」 島崎藤村

まだ上げ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたえしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな

林檎畠の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみとぞ
問ひたまふこそこいしけれ

普段は無味乾燥とした法律の文字の海を泳いでいるが、
時折、私の内の文学、美的な物に憧れる心を押しとどめておくことが出来なくなる。

この動画の歌は上の「初恋」の恋の甘美な感覚が全くないのだが、
ギャップがあまりに大きくおもしろかったので。

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